映画 『3時10分、決断のとき』

原題:3:10 TO YUMA

監督:ジェームズ・マンゴールド

出演:ラッセル・クロウ/クリスチャン・ベイル/ピーター・フォンダ/グレッチェン・モル/ベン・フォスター/ダラス・ロバーツ/アラン・テュディック

原作:エルモア・レナード

製作:キャシー・コンラッド
脚本:ハルステッド・ウェルズ/マイケル・ブラント/デレク・ハース
撮影:フェドン・パパマイケル,ASC
美術:アンドリュー・メンジー
音楽:マルコ・べルトラミ
衣装:アリアンヌ・フィリップス
配給:シナジー

2007年/アメリカ/2時間2分/シネマスコープ/SRD

あらすじ
妻と二人の息子と暮らす牧場主ダンは、地主から借りた金を返せずに土地からの立ち退きを迫られていた。ある日、ダンは強盗団のウェイド一味が駅馬車を襲う現場を目撃する。町へ出たダンは、ウェイドが逮捕される現場に偶然立ち会った事から、彼を護送する仕事を志願する。刑務所のあるユマ行きの列車が出るのは、午後3時10分。しかしそれまで、ウェイドの仲間たちの追撃をかわさなければならない。男の意地をかけた旅が始まった。

解説
アメリカでは2007年に公開され、初登場1位、アカデミー賞にも2部門ノミネートされた話題作。2大スターが共演、監督も一流だが、なぜか日本では公開が延びていたウエスタンだ。冷酷な悪党だが人間的な魅力もある強盗団のボスにラッセル・クロウ、金のためだけでなく自分の誇りを取り戻すために護送を続ける牧場主にクリスチャン・ベイルが扮している。ひとりの男が自分の誇りのために、孤立しても仕事をやり抜くというのは、監督であるジェームズ・マンゴールドの初期作『コップランド』を想起させる。ふてぶてしい悪役のクロウはとても魅力的。本作はリメイクで、オリジナルはグレン・フォード主演の1957年作品。

http://310-k.jp/trailer/index.html



本国アメリカでは2007年の公開。
西部劇は日本では受けないからか、ナンなのか、いまごろになっての公開。
けど、これすごいエエ映画ですよ。
許されざる者』以降にわざわざ西部劇を撮ったジェームズ・マンゴール、あんたはエライ!と思いました。
あのラッセル・クロウがなんともカッコいいんです(笑)。
いっつも悩んでばっかりのクリスチャン・ベイルもたぶんこの役が一番じゃないでしょうか?
そのほか役者はみんないいですが、特に、ラッセル・クロウの片腕みたいな存在のベン・フォスターというヒト、めちゃめちゃいいです。
残念ながらミニシアターっぽいところでしか公開されないみたいですが、大きなスクリーンで観たかったというのが正直なところです。