『夏休み文楽特別公演 第二部』
『夏休み文楽特別公演 第二部』に行ってきました。
【日時】8月3日 14:30開演
【場所】国立文楽劇場
【演目】五十年忌歌念仏
●笠物狂の段
鑓の権三重帷子
●浜の宮馬場の段
●浅香市之進留守宅段
●数奇屋の段
●岩木忠太兵衛屋敷の段
●伏見京橋妻敵討の段
なるほど、こんな感じなんだぁ・・・
劇場に足を踏み入れて「ああ、いい劇場やなあ」と思ったのも束の間、いざ文楽が始まると「ちょっと広すぎんのとちゃうの?」と思ってしまいました。人形の動きがいまひとつわかりづらい・・・(双眼鏡で見てましたが、周りのヒトはあんまりそんなことしてなくて、ちょっとはずかしい・・・)
義太夫節は落語でイヤというほどおちょくられているので、ホンマもんはどんな感じなのかすごい興味がありましたが、太棹の音色ともどもなかなかいい感じ。
出し物の内容についてもあらかじめ予習していったのでそんなに戸惑いませんでしたが、はじめて観る者にはどこに力点をおいて観る(聴く?)べきものなのかがわからなくてちょっと戸惑いますな。なかなかに難しい芸能であります。
とはいえ生涯初文楽体験、まことに興味深くて、個人的には今後とも掘っていく価値が十二分にあるという結論に落ち着いた次第であります。