『幻影師アイゼンハイム』

原題:THE ILLUSIONIST

監督・脚本:ニール・バーガー

出演:エドワード・ノートン/ポール・ジアマッティ/ジェシカ・ビール/ルーファス・シーウェル/エディ・マーサン /ジェイク・ウッド/トム・フィッシャー/カール・ジョンソン

原作:スティーヴン・ミルハウザー「幻影師、アイゼンハイム」(「バーナム博物館」白水Uブックス所収)
製作:マイケル・ロンドン/ブライアン・コッペルマン/デヴィッド・レヴィーン/ボブ・ヤーリ/キャシー・シュルマン
撮影:ディック・ポープ B.S.C.
美術:オンドジェイ・ネクヴァスイル
音楽:フィリップ・グラス
衣装:ナイラ・ディクソン
配給:デジタルサイト/デスペラード

2006年/アメリカ・チェコ/109分/カラー/ビスタサイズ/SR-D/SDDS

あらすじ
19世紀末ウィーン。ハプスブルク帝国末期の芸術文化の都では、大掛かりな奇術=イリュージョンが一世を風靡していた。中でも絶大な人気を誇っていたのは、アイゼンハイムという名の幻影師。ある日彼は舞台の上で、幼なじみのソフィと再会する。今では、皇太子の婚約者として注目を集める彼女は、その後ほどなく皇太子邸で謎の死を遂げてしまう。謀殺の噂も沸き立つ一大スキャンダルのさ中、アイゼンハイムはソフィの幻影を蘇らせる前代未聞のイリュージョンを発表するのだが…。

解説
ピューリッツァー賞作家スティーヴン・ミルハウザーの傑作小説を、『クラッシュ』『サイドウェイ』のアカデミー賞製作スタッフが仕掛けるラブ・サスペンス。全米公開時は51館でスタートの後、出来栄えの良さが次々と口コミを呼び、1438館まで拡大、22週に渡る異例の超ロングラン大ヒットとなった話題作。主演は、本作が本格的ラブストーリー初出演となるエドワード・ノートン。(作品資料より)



「モンキービジネス」の表2に広告が載っていたのでちょっと気になっていた作品。ただし、ミルハウザーの原作は読んでおりません。

うん、これは素直に面白いよくできた作品。
脇ではありますが、警部役のポール・ジアマッティと皇太子役のルーファス・シーウェルがうまくて、映画全体を締めています。

特にジアマッティの役は、観ているものにとって感情移入しやすく、後味のいい素敵な映画になっています。

ヒトラーの贋札』のときにもおんなじことを思ったんですけれども、こういう普通におもしろい映画があんまり受けてないのが不思議で仕方がありません。アメリカでは口コミで広がったそうですが、日本ではどうなんでしょうね?