上方落語 「雀松向上委員会 あしたのための その52」

今日はたまたま定時で帰れそうな雰囲気だったので「ねたのたね」で本日の落語会を調べてみたところ、雀松の勉強会がTORII HALLであるのを発見。当日券があるのか問い合わせてみると、あるとのことなので立ち食いそばをかき込んで雨の中TORII HALLへ。

雀松もびっくりしていたが満員御礼で100人ぐらいのホールに無理矢理120人ぐらい詰め込んで会が始まる。

最初に雀松のウダ話があって、雀五郎の「みかん屋」。ずっと前に鶴瓶のラジオに登場したときは「この子、だいじょうぶかいな」という感じであったが、今日の高座はなかなかしっかりしたもので、この落差はうれしい。
気象予報士の資格を持っている雀松にぴったりのネタ「日和ちがい」は初めて高座にかけたそうだが、主人公の米やんのテンションが最初と最後で違いすぎるのがちょっと?という感じ。枝雀さんの「日和ちがい」はどんな感じだったのか、あとで確認してみよう。
落語家としてよりも鉄道ファンとして有名な梅団治は自作の「切符」を熱演。出だしは「住吉駕篭」の後半に出てくる酔っ払いのくだりをアレンジしたもの。これはなかなか感心した。後半の新大阪から東京までのJRの駅名をすべて諳んじてたところも変に感動した。
トリの雀松の「寝床」は枝雀さんのバージョンをベースに笑いの多い噺に仕上げていたが、数日前から風邪をひいていて、声が出にくかったのがちょっと残念。

とは言うものの、総じてお客さんは満足して帰られたんじゃないでしょうか?
次回は8月22日(金)。時間が合えば、また足を運ぼうかと思っています。