『アイム・ノット・ゼア』

原題:I'M NOT THERE

監督:トッド・ヘインズ

出演:クリスチャン・ベイル/ケイト・ブランシェット/マーカス・カール・フランクリン/リチャード・ギア/ヒース・レジャー /ベン・ウィショー/シャルロット・ゲンズブール/デヴィッド・クロス/プルース・グリーンウッド/ジュリアン・ムーア

製作:クリスティーン・ヴァション/ジェームズ・D・スターン/ジョン・スロス/ジョン・ゴールドウィン
脚本:トッド・ヘインズ/オーレン・ムヴァーマン
撮影:エドワード・ラックマン
美術:ジュディ・ベッカー
音楽:ランダル・ポスター/ジム・ダンバー
衣装:ジョン・ダン
配給:デスペラード

2007年/アメリカ/136分/カラー・モノクロ/シネマスコープ/ドルビーSRD/PG-12

あらすじ
1959年、ギターを抱えたウディと名乗る黒人少年が貨物列車に飛び乗り、病床の本物のウディに会いに行く。社会派フォーク歌手として人気が出たジャックだが、シーンから消えた20年後、牧師としてキリスト教の布教にいそしんでいた。伝記映画の主役を演じ成功したロビーは、9年に及ぶ結婚生活に終止符を打とうとしている。音楽性をフォークからロックへ転向したジュードは、スターとしての生活を送る中、ドラッグに蝕まれていた…。

解説
日本では長い間、ビートルズに比べディランはよく理解されず、また過小評価を受けてきた。ここ数年で過去の音源や映像が発掘されて状況は変わってきたが、やはりその人となりは謎の部分も多い。『ベルベット・ゴールドマイン』でグラム・ロックを扱ったトッド・ヘインズは、本作をありきたりの伝記映画にはせず、変化し続けるディランをまるで多重人格者を描くかのように、6人の俳優によって演じさせている。とは言っても映画の中では誰もボブ・ディランだとは名乗らないし、話は事実とも時代の流れとも無関係に進む。わかりやすい映画ではないが、好奇心を呼び起こす意欲作であることはまちがいない。



残念ながら監督の意図するところが、こちらには伝わってこなかったですね。
まあ、ケイト・ブランシェットヒース・レジャーが観れたということで・・・
それとボブ・ディランの音楽はよかったです。