『大いなる陰謀』

原題:LIONS FOR LAMBS

監督:ロバート・レッドフォード

出演:ロバート・レッドフォード/メリル・ストリープ/トム・クルーズ/マイケル・ペーニャ/アンドリュー・ガーフィールド /ケヴィン・ダン/デレク・ルーク

製作:ロバート・レッドフォード/マシュー・マイケル・カーナハン/アンドリュー・ハウプトマン/トレイシー・ファルコ
脚本:マシュー・マイケル・カーナハン
撮影:フィリップ・ルースロ
美術:ヤン・ロールフス
音楽:マーク・アイシャム
衣装:メアリー・ゾフレス
配給:20世紀フォックス

2007年/アメリカ/1時間32分/シネマスコープ/ドルビーSR・SRD DTS

あらすじ
ベテラン・ジャーナリスト、ジャニーン・ロスは、未来の大統領候補と目されるジャスパー・アーヴィング上院議員の独占インタビューに赴き、対テロ戦争の新作戦について知らされる。同じ時刻、カリフォルニア大学の歴史学教授マレーは、優秀であるのに勉学に身が入らない学生トッドを呼び出し、志願兵となった教え子2人の話を始める。そして、アフガニスタンでは志し高い2人の若き兵士が最前線に送られていた。

解説
7年ぶりの監督作でロバート・レッドフォードは、無関心でいることの罪悪と自分自身で考えることの重要さを強く訴える。『キングダム/見えざる敵』のマシュー・マイケル・カーナハンによる脚本は、ワシントンDC、カリフォルニア、アフガニスタンの3つの場所で展開するスリリングで濃密な対話劇だ。野心に満ちたエリート政治家と百戦錬磨のジャーナリストを演じるのは、製作総指揮も兼ね今までにない役柄への挑戦となったトム・クルーズと名優メリル・ストリープ。レッドフォード自ら演じるマレー教授の教え子に『クラッシュ』のマイケル・ぺーニャと『きみの帰る場所/アントワン・フィッシャー』のデレク・ルークが扮している。



え〜っと、これはなかなかきつい映画でしたね。
これまで自分がどういう風に生きてきたのか、これからどんな風に生きていくのだ?と問われているような映画です。
真面目なレッドフォードですから、それなりに覚悟を決めて観にいってきましたが、予想以上に真面目な展開できつかった・・・

蓮實重彦が大好きだというトム・クルーズは、はまり役過ぎてよく出演をOKしたなと感心することしきり。メリル・ストリープはどちらかというと好きな女優じゃないんですが、今回はよかったですね。

黒人とメキシコ人がアメリカの将来を真剣に心配しているという構図をどう考えたらいいんでしょうか?
ふたりの最期に不覚にも涙してしまいました・・・