『アメリカン・ギャングスター』

原題:American Gangster

監督:リドリー・スコット

出演:デンゼル・ワシントン/ラッセル・クロウ/キウェテル・イジョフォー/キューバ・グッディングJr/ジョシュ・ブローリン /テッド・レヴィン/アーマンド・アサンテ/ジョン・オーティス/ジョン・ホークス/RZA/ルビー・ディー/コモン/ライマリ・ナダル

製作:リドリー・スコット/ブライアン・グレイザー
脚本:スティーヴン・ザイリアン
撮影:ハリス・サヴィデス
美術:アーサー・マックス
音楽:マーク・ストレイテンフェルド
衣装:ジャンティ・イエーツ
配給:東宝東和

2007年/アメリカ/157分/R-15

あらすじ
1968年、フランク・ルーカスは長年仕えたハーレムの黒人ギャングのボスの死後、独自の麻薬ビジネスを展開する。やがて大物マフィアをも出し抜く成功を手にするが、目立たないことを信条にする彼の素顔はベールに包まれたままだった。一方、汚職がはびこる警察組織の中で正義を貫こうとする刑事リッチー・ロバーツは新設された麻薬捜査チームのリーダーに任命され、ドラッグ市場を牛耳る謎の人物に迫って行くのだった。

解説
ギャングにファミリーとくれば、マフィア、すなわちイタリア系という定説を覆して、卓越したビジネス・センスを武器にアフリカ系としては前代未聞の麻薬王の座に登りつめるデンゼル・ワシントン。対するは麻薬捜査班を指揮するラッセル・クロウ。実在の人物をモデルに二大オスカー俳優の激突で巨匠リドリー・スコットが描くのはベトナム戦争に疲弊した時代の裏社会版アメリカン・ドリームだ。立場の違いこそあれインディペンデント・スピリットに富み、地道な努力を決して怠らない気骨ある2人の男が、お互いの組織力と知力を総動員してそれぞれの闘いに挑む姿には単なる犯罪映画の範疇には収まらないダイナミックな面白さがある。



2月、3月と忙しさにかまけて、それでもロングランになるであろうと高をくくっていたのが裏目に出て、観逃してしまった作品。
やっと観てきました、天六のユウラク座2で(ここに最近のシネコン並みの心地よさを求めるものではないものの、さすがにその臭いには参ってしまうときがあります。また、何かあるとまずいのか、ちょっと明るすぎるのが欠点であります)。

いやぁ〜、堪能しました(もっと長くてもよかったくらい・・・)。
ケレンのないリドリー・スコットの演出もよかったし、デンゼル・ワシントンははまり役ですね。途中からデンゼル・ワシントンなのかフランク・ルーカスなのかわからなくなってきました。

それとジョシュ・ブローリン。最近おいしいところばっかり持っていってますね。

いい映画です。