『ブラックサイト』

原題:Untraceable

監督:グレゴリー・ホブリット

出演:ダイアン・レイン/ビリー・バーク/コリン・ハンクス/ジョセフ・クロス/メアリー・ベス・ハート /ピーター・ルイス/タイロン・ジョルダーノ/パーラ・ヘイニー=ジャーディン/ティム・デザーン/クリストファー・カズンズ

脚本:ロバート・フィヴォレント/マーク・R・ブリンカー/アリソン・バーネット
撮影:アナタス・ミコス
音楽:クリストファー・ヤング
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

2008年/アメリカ/1時間40分

あらすじ
オレゴン州ポートランドを舞台に、自身のWEBサイトに生々しい殺人の映像をライブで載せているシリアル・キラー。彼に苦しめられる犠牲者の運命を握っているのは、罪悪感もなく、好奇心だけでサイトにアクセスする世界中66億人の人々。彼のサイトのアクセス数が増えれば増えるほど、犠牲者たちの死期は早まってしまう。さらに悪いことに、犯行を重ねれば重ねるほどサイトの存在は知れ渡り、アクセス数は増えて被害者の死に至る時間は短縮されていく。ネット犯罪専門のFBI捜査官ジェニファーは、焦りをつのらせながらも必死に手がかりを探るのだが…。

解説
今やニュースや専門知識などの多種情報や、音楽、動画などの娯楽をスピーディーに提供する場として、テレビ以上に生活に欠かせないアイテムとなっているインターネット。しかし、同時にそこは匿名性に乗じた多くの悪意が横行する無法地帯でもあり、ネット犯罪は増加の一途をたどっているが、そんな現状をタイムリーに反映し、全米で一大センセーションを巻き起こした本作。巧妙に立ち回る頭脳明晰な犯人と、捜査に躍起となるネット犯罪専門のFBI捜査官によるサイバー戦がスリリングに展開する。主演は『運命の女』のダイアン・レイン。監督は『真実の行方』『ジャスティス』など、社会派作品で知られるグレゴリー・ホブリット。(作品資料より)




映画を観るまでは、ネットの匿名性を利用した異常者とFBIの対決を描いたサスペンスだと、これまた勝手に想像していたのでいい意味で裏切られました。

刑事役のビリー・バークというひと、初見ですがなかなかいいです。

愛しのダイアン・レイン(レーザー・ディスクで何度ウォルター・ヒルの『ストリート・オブ・ファイヤー』を観たことでしょう・・・)の額に刻まれた皴が彼女のタフさを象徴しているかのようで、男はタフじゃないと云々というのはもうむかしの話で、女もタフじゃないと・・・という感じの映画です。