『フローズン・タイム』

原題:CASH BACK

監督・脚本・プロデューサー:ショーン・エリス

出演:ショーン・ビガースタッフ/エミリア・フォックス/ショーン・エヴァンス/ミシェル・ライアン/スチュアート・グッドウィン /マイケル・ディクソン/マイケル・ラムバーン/マーク・ピッカリング/フランク・ヒスケス

プロデューサー:レネ・バウセガ
撮影:アンガス・ハドソン
美術:モーガンケネディ
音楽:ガイ・ファーレイ
衣装:ヴィッキー・ラッセ
配給:CKエンタテインメント

2006年/イギリス/102分/カラー/シネマスコープ/SR-D

あらすじ
画家を目指す美大生のベンは失恋の痛手から不眠症に悩まされていた。どうせ眠れないのならとスーパーマーケットの夜間スタッフのアルバイトを始めるが、不眠続きで朦朧とするベンの周りで突然すべてが静止してしまう。買い物中にフリーズしたままの女性たちを丹念に観察して夢中でデッサンを重ねて行くベン。たった1人で時間の止まった世界に遊びながら、同僚の女性・シャロンの美しさに初めて気づくのだった。

解説
時間を止める。それは誰もが一度は夢見ることなのかもしれない。女の子たちの服を脱がせてきれいな裸を観察するだけでなく、恋に落ちる決定的な瞬間を逃さないためにも。愛とは何か知りたかったら、ちょっと立ち止まって確かめてみよう。そんな恋愛のベーシックな極意を洗練された映像に盛り込んだのは、ファッション・フォトグラファーとして活躍するショーン・エリス。06年の第78回アカデミー賞短編実写賞にノミネートされた18分の作品を長編化したのが本作だ。主人公の恋に悩める妄想男・ベンを演じるのは『ハリー・ポッターと賢者の石』でクィディッチのキャプテン、オリバーを演じたショーン・ビガースタッフ。



これはなかなかの佳作。

主人公の元カノのスゴイ形相のスローモーションから始まります。
シリアスな恋愛ものかと思いきや、途中のスーパーの夜勤仲間が登場するあたりからコメディの様相を呈してきて(『ダージリン急行』よりもずっと笑えた)・・・

はじめどーってことないレジのお姉さんがどんどん魅力的に見えてくる。こういうところ、洋画はうまいですよね。