『治療島』 セバスチャン・フィツェック 柏書房

目撃者も、手がかりも、そして死体もない。
著名な精神科医ヴィクトルの愛娘ヨゼフィーネ(ヨーズィ)が、目の前から姿を消した。
死に物狂いで捜索するヴィクトル、しかし娘の行方はようとして知れなかった。
4年後、小さな島の別荘に引きこもっていた彼のもとへ、アンナと名乗る謎の女性が訪ねてくる。
自らを統合失調症だと言い、治療を求めて妄想を語り始めるアンナ。
それは、娘によく似た少女が、親の前から姿を隠す物語だった。
話の誘惑に抗し難く、吹き荒れる嵐の中で奇妙な“治療”を開始するヴィクトル、すると失踪の思いもよらぬ真実が…2006年ドイツで発売なるや、たちまち大ベストセラーとなった、スピード感あふれるネオ・サイコスリラー登場。
読み始めたらどうしてもやめられない、不思議感覚の新型サイコスリラー!

世界16カ国での翻訳刊行が決定済み(2007年3月現在)の超話題作。
推薦・香山リカさん。
064★★★『アイ・コレクター』つながりで読んでみたが、ちょいと期待はずれ。翻訳のせい?