『ソーネチカ』 リュドミラ・ウリツカヤ 新潮社クレストブック


本の虫で容貌のぱっとしないソーネチカは、1930年代にフランスから帰国した反体制的な芸術家ロベルトに見初められ、結婚する。
当局の監視の下で流刑地を移動しながら、貧しくも幸せな生活を送る夫婦。
一人娘が大きくなり、ヤーシャという美少女と友達になって家に連れてくる。
やがて最愛の夫の秘密を知ったソーネチカは…。
神の恩寵に包まれた女性の、静謐な一生。
幸福な感動をのこす愛の物語。
仏・メディシス賞(外国文学部門)受賞。
伊・ジュゼッペ・アツェルビ賞受賞。
063★★★☆