『ドライヴ』 梅田ブルク7

●スタッフ
監督 ニコラス・ウィンディング・レフン
脚本 ホセイン・アミニ
原作 ジェームズ・サリス
製作総指揮 デイヴィッド・ランカスター
ビル・リシャック
リンダ・マクドノゥ
ジェフリー・スコット
ゲイリー・マイケル・ウォルターズ
製作 ミシェル・リドヴァック
マーク・プラット
ジジ・ブリッツカー
アダム・シーゲル
ジョン・パレルモ
撮影 ニュートン・トーマス・サイジェル
美術 ベス・マイクル
音楽 クリフ・マルティネス
編集 マット・ニューマン
衣裳デザイン エリン・ベナチ
●キャスト
ライアン・ゴズリング (Driver)
キャリー・マリガン (Irene)
ブライアン・クランストン (Shannon)
クリスティーナ・ヘンドリックス (Blanche)
ロン・パールマン (Nino)
オスカー・アイザック (Standard)
アルバート・ブルックス (Bernie Rose)
デンマーク出身の新鋭ニコラス・ウィンディング・レフン監督がメガホンをとった本作は、『きみに読む物語』のライアン・ゴズリングと、『17歳の肖像』のキャリー・マリガンの若き演技派二人を主演に迎え、スタントマンと強盗の逃がし屋の二つの顔を持つ男の姿をクールに描き、批評家たちの称賛を浴びた注目のクライム・サスペンスだ。フィルム・ノワールのような静謐さと緊張感溢れるバイオレンスが融合、ジェットコースターのような展開と、二人の主人公が織りなす激しい愛の物語に、激しく心を揺さぶられる事必至。魅力が何層にも詰まった会心作だ。第64回カンヌ国際映画祭監督賞を受賞している。
●解説
昼は映画のスタントマン、夜は強盗の逃走を請け負う運転手が裏社会の抗争に巻き込まれていく様を描くクライム・サスペンス。ジェイムズ・サリスの小説を原作に「プッシャー」のニコラス・ウィンディング・レフン監督が映画化。出演は「ラブ・アゲイン」のライアン・ゴズリング、「わたしを離さないで」のキャリー・マリガン、「エンジェル・ウォーズ」のオスカー・アイザック
●あらすじ
天才的なドライビングテクニックを持つ寡黙な“ドライバー”(ライアン・ゴズリング)は、昼は映画のカースタントマン、夜は強盗の逃走を請け負う運転手というふたつの顔を持っていた。家族も友人もいない孤独なドライバーは、ある晩、同じアパートに暮らすアイリーン(キャリー・マリガン)と偶然エレベーターで乗り合わせ、一目で恋に落ちる。不器用ながらも次第に距離を縮めていくふたりだったが、ある日、アイリーンの夫スタンダード(オスカー・アイザック)が服役を終え戻ってくる。その後、本心から更生を誓う夫を見たアイリーンは、ドライバーに心を残しながらも家族を守る選択をするのだった。しかし、服役中の用心棒代として多額の借金を負ったスタンダードは、妻子の命を盾に強盗を強要されていた。そんな中、絶体絶命のスタンダードに助けを求められたドライバーは、無償で彼のアシストを引き受ける。計画当日、質屋から首尾よく金を奪還したスタンダードだったが、逃走寸前で撃ち殺され、ドライバーも九死に一生を得る。何者かによって自分たちが嵌められたことを知ったドライバーは、手元に残された100万ドルを手に黒幕解明に動き出す。だが、ドライバーを消し去ろうとする魔の手は、すでに彼の周囲の人間にも伸びていた……。やがて、恩人の無残な死体を発見したドライバーは、報復、そして愛する者を守るため、逃走から攻撃に一気にシフトチェンジするのだった……。
035★★★