テレビ『リトル・ランボーズWOWOW
●スタッフ
監督 ガース・ジェニングス
脚本 ガース・ジェニングス
製作総指揮 ヘンガメー・パナヒ
ブリストル・ボーン
ベンジャミン・ゴルドハーシュ
製作 ニック・ゴールドスミス
撮影 ジェス・ホール
プロダクション・デザイン ジョエル・コリンズ
音楽 ジョビィ・タルボット
編集 ドミニク・レオン
衣裳デザイン ハリエット・コーリー
●キャスト(役名)
ビル・ミルナー (Will Proudfoot)
ウィル・ポールター (Lee Carter)
ジェシカ・スティーヴンソン (Mary Proudfoot)
ニール・ダッジオン (Joshua)
ジュール・シトリュック (Didier Revol)
エド・ウェストウィック (Lawrence)
アンナ・ウィング (Grandma)
エリック・サイクス (Frank)
ゾフィア・ブルックス (Tina)
タルラー・エバンス (Jess Proudfoot)
またひとつ、少年を主人公にした名作イギリス映画が誕生した。宗教の厳しい戒律のもとで自由を制限されて育った少年・ウィルと、兄と二人で自由気ままに暮らす少年・リーの友情物語だ。父親のいない二人にとって、“男の強さ”を教えてくれたのは、シルヴェスタ・スタローン演じる映画の主人公・ランボーだった。なんと言っても、少年二人の面構えが素晴らしい。主演の二人はこの作品が初めての演技体験だというが、とてもそうは思えないほど、見事に役を体現して見せた。ガース・ジェニングス監督の実体験に基づいて作られた作品だが、ただのノスタルジーに終わらせず、エンターテインメント作品として楽しめる少年の成長物語に仕上がっている。
●解説
ランボー」をきっかけに映画作りに夢中になる2人の少年の姿を、ユーモアを交えて描く友情物語。監督・脚本を務めたガース・ジェニングス(「銀河ヒッチハイクガイド」)の少年時代の思い出をベースに、S・スタローンにキャラクターの使用許可を得て製作された。出演は「Is Anybody There?」のビル・ミルナー
●あらすじ
1982年、イギリス郊外。ウィル・プラウドフット(ビル・ミルナー)は母、妹、祖母と暮らす11歳の小学5年生。父親はいない。プリマス同胞教会の厳格な道徳律のもとで育てられた彼は、音楽、テレビ、映画など、同年代の子供たちが楽しんでいる娯楽を一切禁じられていた。息苦しさを感じつつ過ごす日々の中で、ウィルの唯一の楽しみはノートや聖書にパラパラマンガやイラストを描くことだった。そんなある日、ウィルは学校きっての問題児リー・カーター(ウィル・ポールター)と出会う。ウィル同様、父親のいない環境で育ったカーターは、様々な悪事を働く反面、留守がちな母親に代わって兄の朝食も作る自立した少年だった。気弱で内気なウィルと悪ガキカーター。一見対照的ながらも、似たような境遇で育った2人は、たちまち友情を築き上げてゆく。やがて、この友情がウィルの日常を大きく変えることになる。それは、老人ホームを営むカーターの自宅で生まれて初めて見た一本の映画がきっかけだった。その映画とは「ランボー」。傷だらけで戦うベトナム戦争帰りのヒーローに、人生で最高の衝撃を受ける。すっかり影響を受けたウィルは、ランボーになりきって“僕はランボーの息子だ!”と名乗ると、カーターが制作していた自主映画への出演を宣言。こうして、2人の映画作りがスタートする……。



アメリカ映画『スタンド・バイ・ミー』をイギリス人が撮ったらこんな感じになるんでしょうか?ホンマ、抱きしめたくなるような映画です。