『パリ、恋人たちの2日間』

原題:2 DAYS IN PARIS

監督・脚本・製作・音楽:ジュリー・デルピー

出演:ジュリー・デルピー/アダム・ゴールドバーグ/アルベール・デルピー/マリー・ピレ/アレクシア・ランドー /ダニエル・ブリュール

配給:アルバトロス・フィルム

2007年/フランス・ドイツ/101分/ビスタサイズ/ドルビーSR/PG-12

あらすじ
フォトグラファーのマリオンとインテリアデザイナーのジャックは付き合って2年。ベネチア旅行の帰りにパリの彼女の実家に立ち寄った。両親に会ったジャックは、そのあまりの自由奔放ぶりに圧倒され、カルチャーショックを受ける。街に出れば、次々とマリオンの元カレに遭遇する始末。親しげに話す彼女の姿に戸惑いを隠せない。嫉妬心に苛まれた彼のイライラは募るばかりで…。

解説
安泰に見えたカップルに突然訪れる破局の危機を、ユーモラスな会話劇で綴った本作。マリオンとジャックの息の合ったリズミカルな掛け合いは、かつてのウディ・アレンダイアン・キートンのようで大爆笑必至だ。セックス、カルチャー、政治など多岐にわたるトピックで繰り広げられる、ウィットに富んだ会話が大きな見どころ。『ビフォア・サンセット』でアカデミー賞脚色賞にノミネートされた経験のあるジュリー・デルピーが、監督、主演、脚本、編集、音楽、主題歌と一人何役も務めた。そのセンスに脱帽だ。




けっこう下ネタいっぱいの艶笑喜劇。
メガネをかけたジュリー・デルピーはなかなか魅力的(確かにダイアン・キートンにちょいと似ている)。

タイトルには「パリ」とついてはいるけれど、一般的なイメージの「パリ」とはちょっと違ったニュアンスです。

ジュリー・デルピーの両親がそのまま両親役で出てるのですが、このふたりがなかなか味わい深いひとたちでして・・・

ぼくにはアダム・ゴールドバーグがまるで「お盆の休みに大阪の下町の嫁の実家にお邪魔している、居心地の悪そうな東京人の旦那」に思えて仕方がありませんでした。

飼っている猫の名前がジャン=リュックというのも笑えました。