『コントロール』

原題:CONTROL

監督:アントン・コービン

出演:サム・ライリー/サマンサ・モートン/アレクサンドラ・マリア・ララ/ジョー・アンダーソン/ジェームズ・アンソニー・ピアソン /ハリー・トレッダウェイ/クレイグ・パーキンソン/トビー・ケベル/リチャード・ブレマー

プロデューサー:オライアン・ウィリアムズ/アントン・コービン/トッド・エッカート
原作:デボラ・カーティス「タッチング・フロム・ア・ディスタンス」
脚本:マット・グリーンハール
撮影:マーティン・ルーエ
美術:クリス・ループ
音楽:イアン・ニール
衣装:ジュリアン・デイ
配給:スタイルジャム

2007年/イギリス・アメリカ・オーストラリア・日本/119分/モノクロ/35mm/シネマスコープ/デジタルSRD

あらすじ
ロック好きの青年イアンは、ライヴ会場で出会ったデボラと恋におち、結婚する。彼は地元で働きながらバンドを結成、“ジョイ・ディヴィジョン”と名付ける。やがてバンドの人気はうなぎ上りに。一方、デボラが娘を出産、イアンは父親になる。そんなある時、バンドにインタビューした女性アニーク・オノレにイアンは惹かれ、愛人関係になってしまう。次第に深まる妻との溝…。その頃イアンは、てんかんの発作に悩まされ始めていた。

解説
ブリティッシュロック、ニューウェーヴをかじったことがある人なら、一度はその名を耳にしたことがある、伝説のフォトグラファーで、PV監督のアントン・コービン初監督作品。“ニューオーダー”の前身である“ジョイ・ディヴィジョン”誕生裏話を交えながら、その中心人物であったイアン・カーティスの生涯を描く。苦悩の果てに自殺に至るイアンの姿に、ファンならずとも心を奪われるだろう。さらに特筆すべきは、素晴らしく魅力的なライヴ・シーンの数々。70年代イギリスの空気が現代にタイムスリップしてくるかのようだ。音楽ファンなら、バンドのメンバー、ピーター・フックやバーナード・サムナーを演じた俳優の“そっくり”ぶりにも要注目。



映画的にはどうってことない作品ですが、イアン・カーティス役のサム・ライリーが抜群によくって、要注目!です。彼自身もミュージシャンということで、映画のなかでの彼のボーカルもなかなか聴きごたえありです。
モノクロの画面はとってもきれいで(ちょっときれいすぎるくらいきれいで)、ぼくなんかは逆に違和感をおぼえたくらい・・・
とはいうものの、久々サントラのCDを買って家路に着いた次第であります。