『君のためなら千回でも』

nakatadairake2008-03-01


原題:Kite Runner

監督:マーク・フォースター

出演:ハリド・アブダビ/ゼキリア・エブラヒミ/ホマユーン・エルシャディ/アフマド・ハーン・マフムードザダ/ショーン・トーブ /アリ・ダネシュ・バクティアリ/サイード・タグマウイ

原作:カーレド・ホッセイニ
脚本:デイヴィッド・ベニオフ
撮影:ロベルト・シェイファー
美術:カルロス・コンティ
音楽:アルベルト・イグレシアス
衣装:フランク・フレミング
配給:角川エンタテインメント

2007年/アメリカ/2時間9分/カラー/シネマスコープ/SRD-SR、SDDS、DTS

あらすじ
1970年代のアフガニスタン。裕福な家の一人息子アミールは、召使いの息子ハッサンと凧遊びをしたり、兄弟のように仲よく暮らしていた。だがある日、小さな二人の絆は思いがけない出来事によって砕け散ってしまう。やがてソ連アフガニスタンに侵攻。2人の関係は修復されることなく、アミールと父親は米国に亡命する。時は流れ、00年のサンフランシスコ。小説家となったアミールの元に、父親の親友から「君は今すぐ故郷に帰って来るべきだ」と電話が入る…。

解説
無名の新人作家のデビュー作ながら、全米300万部突破の大ベストセラーとなった小説を映画化。戦乱以前の“中央アジアの真珠”と呼ばれていたカブールの日常、そしてソ連軍侵攻とタリバン台頭まで、素顔のアフガニスタンが描かれてゆく。特にタリバン勢力に支配され、公開処刑が粛々と行われる00年の同国の描写は、ドキュメンタリーさながらのリアリティと迫力だ。そうした大きな時代のうねりを背景に、罪、友情、そしてつぐないといった普遍的な人間ドラマが紡がれる。30年の月日を描いた壮大な物語を2時間にまとめつつ、スケール感を失わない脚本も秀逸。ちなみに70年代の活気あふれるカブール、00年の荒廃しきったカブールともに、中国新疆ウイグル地区で撮影されている。




まず、最近では珍しくアヴァンタイトルじゃないところがいい。
タイトルデザインも洒落ていて、ちょっとソウル・バスを思い出しました。

子供たちが「荒野の七人」のセリフを覚えるくらい何度も観ているのがわかるところなんかも映画ファンにはちょっといい感じ。

子供時代の描写がよかっただけに、現代(物語の)にもどってからのストーリー展開はちょっと・・・という感じですかね。

でも、アメリカ映画らしく希望の持てる終わり方で、なかなかいい映画でした。