『グミ・チョコレート・パイン』

nakatadairake2008-02-02


監督・脚本:ケラリーノ・サンドロヴィッチ

出演:石田卓也/黒川芽以/柄本佑/金井勇太/森岡龍 /マギー/甲本雅裕/大森南朋

原作:大槻ケンヂ(「グミ・チョコレート・パイン」角川文庫刊)
テーマ曲:電気グルーヴKi/oon Records
撮影:小澤公則
照明:大賀章雄
美術:長谷川晃子
音楽:ゲイリー芦屋
配給:東京テアトル

2007年/日本/127分

あらすじ
高校2年生の賢三は、アンダーグラウンドなロックが好きな音楽少年。他のクラスメートを低俗な奴らと嘲り、「オレはアイツらとは違う」と思いながら、何をしていいか分からず、毎夜、親友二人と酒を飲んでは悶々と過ごしていた。ある日、薄暗い名画座で同じクラスの美甘子と会う。秘かに彼女に憧れていた賢三は、美甘子が自分と同じ側の人間であることを知る。自分の中で何かが変わった賢三は、親友二人とバンドを組むことに…。

解説
大槻ケンヂ原作の同名の小説を、ケラリーノ・サンドロヴィッチが映画化。アングラなロックと映画に傾倒することをアイデンティティとしている少年たちの、恋とバンドに試行錯誤する青春ストーリー。映画、音楽ファンなら主人公と同じ気持ちが分け合える人が多いのでは?特に、80年代に青春時代を過ごし「自分は人とは違う」と息巻いたのに、平凡な人間に落ち着いてしまったと思っている人なら、心に熱いものを感じるだろう。主演は石田卓也、黒川芽衣柄本佑ら。柄本佑のオタク少年ぶりは見事。地味だかその他、高橋ひとみ山崎一犬山イヌコ竹中直人ら一癖もふた癖もある俳優が脇を固め、若手実力派を囲んで楽しそうに毒を吐いている。




いやぁ〜、なかなかおもしろかったです(いわゆる映画的なおもしろさというよりもこの映画、個人的なツボにはまってしまったという感じ)。

他人とは違うのだということが、自分の存在価値の証明であるというような、若者の心の動きがうまく画面にあらわれていて、自分の若かりしころを想い出しちょっと苦笑する?といった感じの映画でした。

うれしかったのは、主人公の少年と少女をつなぐものが、映画で、それもジョン・カーペンターの『ニューヨーク1997』と石井聰亙の『狂い咲きサンダーロード』だったこと。

なんか、無性に『狂い咲きサンダーロード』が観たくなってきました。ネットで調べてみると、なんと石井聰亙のDVD-BOX発売を記念して大阪で上映会があることを知りました。時間があえば20数年ぶりに観にいこうかなぁと思っています。

監督のケラについてはお名前は存じ上げておりますが、音楽も芝居も未見であります。それこそ『1980』という1980年をピンポイントでとらえた映画もあるそうで、ぜひぜひ拝見したいと思います。

それとぜんぜん知らなかったんですが、現在の主人公を演じている大森南朋って、麿赤兒の息子さんだったんですね。


監督・脚本:ケラリーノ・サンドロヴィッチ

出演:石田卓也/黒川芽以/柄本佑/金井勇太/森岡龍 /マギー/甲本雅裕/大森南朋

原作:大槻ケンヂ(「グミ・チョコレート・パイン」角川文庫刊)
テーマ曲:電気グルーヴKi/oon Records
撮影:小澤公則
照明:大賀章雄
美術:長谷川晃子
音楽:ゲイリー芦屋
配給:東京テアトル

2007年/日本/127分

あらすじ
高校2年生の賢三は、アンダーグラウンドなロックが好きな音楽少年。他のクラスメートを低俗な奴らと嘲り、「オレはアイツらとは違う」と思いながら、何をしていいか分からず、毎夜、親友二人と酒を飲んでは悶々と過ごしていた。ある日、薄暗い名画座で同じクラスの美甘子と会う。秘かに彼女に憧れていた賢三は、美甘子が自分と同じ側の人間であることを知る。自分の中で何かが変わった賢三は、親友二人とバンドを組むことに…。

解説
大槻ケンヂ原作の同名の小説を、ケラリーノ・サンドロヴィッチが映画化。アングラなロックと映画に傾倒することをアイデンティティとしている少年たちの、恋とバンドに試行錯誤する青春ストーリー。映画、音楽ファンなら主人公と同じ気持ちが分け合える人が多いのでは?特に、80年代に青春時代を過ごし「自分は人とは違う」と息巻いたのに、平凡な人間に落ち着いてしまったと思っている人なら、心に熱いものを感じるだろう。主演は石田卓也、黒川芽衣柄本佑ら。柄本佑のオタク少年ぶりは見事。地味だかその他、高橋ひとみ山崎一犬山イヌコ竹中直人ら一癖もふた癖もある俳優が脇を固め、若手実力派を囲んで楽しそうに毒を吐いている。




いやぁ〜、なかなかおもしろかったです(いわゆる映画的なおもしろさというよりもこの映画、個人的なツボにはまってしまったという感じ)。

他人とは違うのだということが、自分の存在価値の証明であるというような、若者の心の動きがうまく画面にあらわれていて、自分の若かりしころを想い出しちょっと苦笑する?といった感じの映画でした。

うれしかったのは、主人公の少年と少女をつなぐものが、映画で、それもジョン・カーペンターの『ニューヨーク1997』と石井聰亙の『狂い咲きサンダーロード』だったこと。

なんか、無性に『狂い咲きサンダーロード』が観たくなってきました。ネットで調べてみると、なんと石井聰亙のDVD-BOX発売を記念して大阪で上映会があることを知りました。時間があえば20数年ぶりに観にいこうかなぁと思っています。

監督のケラについてはお名前は存じ上げておりますが、音楽も芝居も未見であります。それこそ『1980』という1980年をピンポイントでとらえた映画もあるそうで、ぜひぜひ拝見したいと思います。

それとぜんぜん知らなかったんですが、現在の主人公を演じている大森南朋って、麿赤兒の息子さんだったんですね。