099 『随筆 上方落語 四天王の継承者たち』 戸田学 岩波書店 ★★★★


「今日、評価が定まりつつある枝雀に対し、仁鶴は現役ということもあってか、彼のその芸、そして上方落語史上での位置づけについて、正しい評価がなされているとは言い難い。」とは名言!というか、ずっと前から誰かこのことを公に言ってくれ!と思ってました。ホンマ、すっきりしましたわ… 「違うがな、声が出ェへんさかい仕方なしにこないしてんねがな」という仁鶴さんの言葉には泣きそうになりました。