『転生回遊女』 小池昌代 小学館文庫

舞台女優だった母を事故で亡くし、天涯孤独の身となった十七歳の桂子。
「あなたは役者をやるべきひとです」―突然、現れた男に説得され、役者として生きていくことを決意する。
稽古が始まるのは一ヶ月後。
“ここではないどこか”を目指しタビ(=旅)に出た桂子の魂は、数々の男と交わりながら、自由奔放に羽ばたいてゆく。
出会いと別れを経て、自らの足で歩き始める少女の成長を描いた著者初の長編小説。
082★★★