『暴力の教義』 ボストン・テラン 新潮文庫

1910年、メキシコ革命前夜。
犯罪常習者のローボーンは武器を満載したトラックを強奪してひと儲けを企むが、あえなく捕縛されてしまう。
弁護士の仲介で合衆国捜査局との取引が成立し、ローボーンは若き捜査官ルルドによるメキシコ情勢の内偵に同行することとなる。
だが、実は二人には共有する過去があった―。
血煙渦巻く国境の荒野を舞台に、鬼才による“悪の叙事詩”が炸裂する。
武器を強奪した殺人者と若き捜査官。革命前夜のメキシコに同行潜入する二人は過去を共有していた――。鬼才が綴る“悪の叙事詩”!
075★★★