『わたしの名は赤〈上〉』 オルハン・パルク ハヤカワepi文庫

1591年冬。
オスマン帝国の首都イスタンブルで、細密画師が殺された。
その死をもたらしたのは、皇帝の命により秘密裡に製作されている装飾写本なのか…?
同じころ、カラは12年ぶりにイスタンブルへ帰ってきた。
彼は件の装飾写本の作業を監督する叔父の手助けをするうちに、寡婦である美貌の従妹シェキュレへの恋心を募らせていく―東西の文明が交錯する大都市を舞台にくりひろげられる、ノーベル文学賞作家の代表作。
国際IMPACダブリン文学賞アイルランド)、最優秀海外文学賞(フランス)、グリンザーネ・カヴール賞(イタリア)受賞。
072★★★