『逃亡のガルヴェストン』 ニック・ピゾラット ハヤカワ・ポケット・ミステリ


ついにおれの運も尽きたか―。
ロイはこれまで闇の仕事で生きてきた。
しかし癌の宣告直後、ボスの裏切りにあい、追われる身となってしまう。
成り行きで道連れとなったのは、ロッキーという家出娘。
金に困って娼婦をしていたらしい。
こうして、孤独を愛する中年の男と、心に深い傷を負った女の奇妙な旅が始まった。
ロイは、ロッキーがまともな道を進むことに残りの人生を賭けようとする。
だが、果てなき逃避行の先には…。
ダークな情熱と、静かなる感動をたたえた、アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀新人賞候補作。
ボスに命を狙われたギャングのロイは、娼婦を連れ故郷のガルヴェストンへ逃げるのだが……。MWA賞ノミネート中の傑作ミステリ。
047★★★★これ好き♪