『ワン・デイ 23年のラブ・ストーリー』 TOHOシネマズなんば・本館

●スタッフ
監督 ロネ・シェルフィグ
脚本 デヴィッド・ニコルズ
原作 デヴィッド・ニコルズ
製作総指揮 テッサ・ロス
製作 ニーナ・ジェイコブソン
撮影 ブノワ・ドゥローム
美術 マーク・ティルデスリー
音楽 レイチェル・ポートマン
主題曲/主題歌 エルヴィス・コステロ
編集 バーニー・ピリング
衣裳デザイン オディール・ディックス・ミリュ
●キャスト
アン・ハサウェイ (Emma)

ジム・スタージェス (Dexter)
パトリシア・クラークソン

ケン・ストット
ロモーラ・ガライ

レイフ・スポール
ロンドンとパリを舞台に、男女の23年にわたる恋と友情を毎年7月15日にスポットを当てながら描くという、斬新なスタイルのロマンチックなラブ・ロマンス。『17歳の肖像』で評価を高めたデンマーク人女性監督ロネ・シェルフィグがメガホンをとった。恋に不器用で真面目なヒロインを演じるアン・ハサウェイ(『プラダを着た悪魔』)と、好対照に明るく奔放な男性を演じるジム・スタージェス(『ラスベガスをぶっつぶせ』)の、10代から40代まで、23年間の気持ちの微妙な変化、機微を体現する繊細な演技に注目を。80年代から現在まで、変化していくファッション、その時々に流行った音楽など、ディテールにもこだわった一作だ。
●解説
お互いに惹かれ合いつつ友人でいることを選んだ男女の、23年に渡るある特定の日を切り取り二人の移り変わりを綴るラブストーリー。ヨーロッパを中心にベストセラーになっている同名小説を、原作者自ら脚本を担当し映画化。監督は「17歳の肖像」が第82回アカデミー賞に3部門ノミネートされ脚光を浴びるロネ・シェルフィグ。「プラダを着た悪魔」「ラブ&ドラッグ」のアン・ハサウェイと「アクロス・ザ・ユニバース」「ラスベガスをぶっつぶせ」のジム・スタージェスが、男女の心の機微、時間の変遷を丹念に演じる。「サイダーハウス・ルール」のレイチェル・ポートマンによる音楽やエルヴィス・コステロによる主題歌が物語を彩る。
●あらすじ
二人の出会いは1988年7月15日、大学の卒業式だった。真面目なエマ(アン・ハサウェイ)と自由奔放なデクスター(ジム・スタージェス)は、その日初めて言葉を交わした。意気投合した二人はお互い惹かれ合いながらも、そのまま恋愛に発展させることはなかった。エマは恋心を隠しつつ、デクスターとの友人関係を続けていく。1989年には、エマはロンドンで暮らし始めていた。1990年、デクスターはパリを謳歌していた。1992年、二人きりで旅行に出かけた。1994年、家族とのトラブルに頭を悩ましたデクスターはエマに電話をするが、その時エマは別の人と会っていた。1996年、久しぶりに会ったものの、思いがすれ違っていく。2000年、友人の結婚式で再会する二人。エマとデクスターは、すれ違いながらそれぞれの人生を歩んでいく。そして転機となる7月15日を二人は迎える――。
059★★★★