『昼下がり、ローマの恋』 梅田ガーデンシネマ

●スタッフ
監督 ジョヴァンニ・ヴェロネージ
脚本 ジョヴァンニ・ヴェロネージ
ウーゴ・キーティ
アンドレア・アニェーロ
製作 オーレリオ・デ・ラウレンティス
ルイジ・デ・ラウレンティス
撮影 ターニ・カネヴァリ
編集 パトリッツォ・マローネ
衣裳デザイン ジェンマ・マスカーニ
ヘアメイク パオラ・ガウディオソ
マッシモ・ガウディオソ
字幕 佐藤真紀
●キャスト(役名)
ロバート・デ・ニーロ (Adrian)
モニカ・ベルッチ (Viola)

リッカルド・スカマルチョ (Roberto)
カルロ・ヴェルドーネ (Fabio)
ミケーレ・プラチド (Augusto)
ラウラ・キアッティ (Micol)

ドナテッラ・フィノッキアーロ (Eliana)
ヴァレリア・ソラリーノ (Sara)
ヴィットリオ・エマヌエーレ (Cupido)
男心を惑わす美女には秘密がある。ゆえに男たちは大いに翻弄されるのだ。ヨーロッパのみならず、ここ日本でも大ヒットとなった『イタリア的、恋愛マニュアル』のジョヴァンニ・ヴェロネージ監督が送るシリーズ第3弾は、ロバート・デ・ニーロモニカ・ベルッチという世界的大スターの共演を実現させた話題作である。イタリア系デ・ニーロが念願のイタリア映画に主演し、流暢なイタリア語を披露するだけでなく、裏社会の顔役とは無縁のインテリジェントで繊細な学者を演じているのも一興だ。さらに、シリーズお馴染みのカルロ・ヴェルドーネが今回も期待を裏切らないトラブルに見舞われる。演じるファビオのあまりの不運は爆笑必至。
●解説
ローマのアパートの住人達が織りなす恋模様を描いたロマンティック・ラブストーリー。監督は、「イタリア的、恋愛マニュアル」のジョヴァンニ・ヴェロネージ。出演は、「ニューイヤーズ・イブ」のロバート・デ・ニーロ、「魔法使いの弟子」のモニカ・ベルッチ、「あしたのパスタはアルデンテ」のリッカルド・スカマルチョ。
●あらすじ
ローマの賑やかな通りに、気さくな男オーグスト(ミケーレ・プラチド)が管理人を務めるアパートメントがあった。このアパートに住むサラ(ヴァレリア・ソラリーノ)と結婚するつもりの青年弁護士ロベルト(リッカルド・スカマルチョ)は、トスカーナ地方の農場に立ち退き交渉のため出張する。そこでロベルトは、美女ミコル(ラウラ・キアッティ)に一目惚れし、滞在を延長して素晴らしいひとときを過ごす。一方、このアパートの住人エリアナ(ドナテッラ・フィノッキアーロ)に誘惑されて浮気をしてしまった有名なニュースキャスターのファビオ(カルロ・ヴェルドーネ)は、彼女のエキセントリックな言動に翻弄される。ボストン大学歴史学教授だったエイドリアン(ロバート・デ・ニーロ)は、2年前の定年を機に移住してきたアメリカ人で、最初はオーグストと打ち解けなかったが、ベトナム戦争の話をきっかけに親友となった。エイドリアンは7年前に心臓移植の大手術を受け、それが原因で離婚して以来、独り身で平穏に暮らしていた。オーグストの40歳の娘ビオラモニカ・ベルッチ)が家に帰ってきた。容姿端麗であかぬけた魅力を持つ彼女に惹かれたエイドリアンは、彼女の気を引こうとこれまでの生き方を変える。しかしビオラが戻ってきたのは、借金の取り立てから逃げるためだった。しかもキャリアウーマンだと信じていた娘が、ストリッパーだったことを知ったオーグストは激怒する。勘当され、行く当てのないビオラはエイドリアンの部屋に向かう。彼女と本音で語るうち、自分の気持ちに素直に生きることにしたエイドリアンは、彼女とベッドを共にし、愛を告白する。
032★★★★