『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』 TOHOシネマズなんば・本館

●スタッフ
監督 フィリダ・ロイド
脚本 アビ・モーガン
製作総指揮 フランソワ・イヴェルネル
アダム・キューリック
キャメロン・マクラッケン
テッサ・ロス
製作 ダミアン・ジョーンズ
撮影 エリオット・デイヴィス
美術 サイモン・エリオット
音楽 トーマス・ニューマン
編集 ジャスティン・ライト
衣裳デザイン コンソラータ・ボイル
字幕 戸田奈津子
●キャスト(役名)
メリル・ストリープ (Margaret Thatcher)
ハリー・ロイド (Young Denis Thatcher)
ジム・ブロードベント (Denis Thatcher)
アンソニー・ヘッド (Geoffrey Howe)
リチャード・E・グラント (Michael Heseltine)
ロジャー・アラム (Gordon Reece)
スーザン・ブラウン (June)
リビア・コールマン (Carol Thatcher)
ニック・ダニング (Jim Prior)
ジュリアン・ワドハム (Francis Pym)
アレクサンドラ・ローチ (Young Margaret Thatcher)
マイケル・ペニントン (Michael Foot)
デイヴィッド・ウェストヘッド (Reg Prentice)
リチャード・ディクソン (Male Guest 1949)
あらゆる面で機能不全に陥っていた英国を叩き直すべく大鉈をふるい“鉄の女”の異名をとったマーガレット・サッチャー元英国首相。歴史にその名を刻む強靱な彼女が認知症を患っている事が公にされた事を受けて、脚本家アビ・モーガンは妻であり母であるひとりの女性の普遍的な物語として本作を書き上げた。監督は『マンマ・ミーア!』を世界的大ヒットに導いたフィリダ・ロイド。そして主演は現代最高の名優であるメリル・ストリープ。「感じる事より考える事が大切」と繰り返したカリスマ的ヒロインの凋落を演じて圧巻である。常に妻を支える夫デニスには類い希なユーモアのセンスが光るオスカー俳優ジム・ブロードベンド。
●解説
その強い信念により強力なリーダーシップを発揮した英国史上初の女性首相“鉄の女”マーガレット・サッチャーの姿を描く「マンマ・ミーア!」のフィリダ・ロイド監督作。出演は「恋するベーカリー」のメリル・ストリープ、「家族の庭」のジム・ブロードベント
●あらすじ
雑貨商の家に生まれたマーガレット(メリル・ストリープ)は市長も務めた父の影響で政治を志すが、初めての下院議員選挙に落選してしまう。失望する彼女に心優しい事業家デニス・サッチャー(ジム・ブロードベント)がプロポーズする。「食器を洗って一生を終えるつもりはない」野心を隠さないマーガレットを、デニスは寛容に受け入れる。双子にも恵まれ、幸せな家族を築く一方で、マーガレットは政治家としての階段も昇りはじめる。失墜した英国を再建する。それは気の遠くなるような闘いだったが、彼女はその困難に立ち向かう。愛する夫や子供たちとの時間を犠牲にし、マーガレットは深い孤独を抱えたままたった一人で闘い続けた……。現在のロンドン。どんなに苦しい時も支え続けてくれた夫・デニスは既に他界した。だが、マーガレットは未だに夫の死を認識していないのか、時折不可解な行動が目立つ。思い出の洪水の中で、デニスの遺品を手に取り彼女は「あなたは幸せだった?」とつぶやくのだった……。
031★★★★