『ペントハウス』 TOHOシネマズなんば・本館

●スタッフ
監督 ブレット・ラトナー
脚本 テッド・グリフィン
ジェフ・ネイサンソン
原案 アダム・クーパー
ビル・コラージュ
テッド・グリフィン
製作総指揮 ビル・カラーロ
カレン・ケーラ
製作 ブライアン・グレイザー
エディ・マーフィ
キム・ロス
撮影監督 ダンテ・スピノッティ
プロダクション・デザイン クリスティージー
音楽 クリストフ・ベック
編集 マーク・ヘルフリッチ
衣裳デザイン サラ・エドワーズ
SFX/VFXスーパーバイザー マーク・ラッセ
字幕 松浦美奈
●キャスト(役名)
ベン・スティラー (Josh Kovacs)
エディ・マーフィ (Slide)
ケイシー・アフレック (Charlie)
アラン・アルダ (Arthur Shaw)
マシュー・ブロデリック (Mr. Fitzhugh)
マイケル・ペーニャ (Enrique Dev’Reaux)
ティア・レオーニ (Special Agent Claire Denham)

ガボレイ・シディベ (Odessa)
ジャド・ハーシュ (Mr. Simon)
ティーヴン・ヘンダーソン (Lester)
『ナイト・ミュージアム』や『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』と、ここのところ大作コメディに次々と出演し、日本でも知名度がグンとアップしたベン・スティラー。その新作は『ラッシュアワー』シリーズのブレット・ラトナー監督と組んだ、エンタテイメント色豊かなアクション・コメディだ。原案・脚本が『オーシャンズ11』の人なので、「悪者(金持ち)から銃も使わず血も流さず、しかし頭を使って財産を盗み出す」という、ストーリーは手馴れた感じ。チームプレイということでも『オーシャンズ11』と同様だが、異なるのはエディ・マーフィ演じるコソ泥以外は、犯罪のプロがいないということ。金持ちに復讐するのは、虐げられた一般人なのだ。ギャグに毒がないのは残念だが、主演級の俳優をずらりと並べた豪華キャストはなかなか楽しめ、デートムービーにもファミリームービーにも最適だ。
●解説
マンハッタンの超高級マンションを舞台に、ペントハウスで暮らす大富豪に着服された年金を取り戻そうと奮闘する使用人たちを描くクライム・コメディ。出演は、「ナイト・ミュージアム」のベン・スティラー、「ビバリーヒルズ・コップ」のエディ・マーフィ。監督は、「ラッシュアワー」シリーズのブレット・ラトナー
●あらすじ
ニューヨーク・マンハッタンにそびえる65階建ての超高級マンション“ザ・タワー”。管理マネージャーのジョシュ・コヴァックス(ベン・スティラー)が、居住者のあらゆる欲求と優越感を満たす最上級のサービスを取り仕切っている。ある日ジョシュは、黒い車から現れた謎の一味を見つける。ペントハウスに暮らすウォール街の大富豪アーサー・ショウ(アラン・アルダ)が誘拐されると思ったジョシュは、ショウを助けに向かう。しかしショウは、証券詐欺罪でFBIに逮捕されたのだった。ショウを尊敬していたジョシュは、裏切られた思いを隠せない。しかもショウは、ザ・タワーの使用人の年金運用を請け負い、そのお金を私的流用していた。年金だけでなく全財産をショウに巻き上げられた老ドアマンのレスターは、ショックのあまり自殺を図り、病院へ担ぎ込まれる。ショウはペントハウスでの自宅監禁を条件に、1000万ドルで保釈される。ジョシュはショウのもとに乗り込むが、謝罪もせず開き直るショウに怒りを爆発させ、リビングに飾られたフェラーリゴルフクラブで叩き壊す。総支配人からクビを言い渡されたジョシュだったが、FBI捜査官クレア(ティア・レオーニ)から、ショウが逃亡資金として用意していたはずの隠し金20億円が見つからないという情報を得る。ペントハウスの壁に埋め込まれた金庫に金があると睨んだジョシュは、コンシェルジュのチャーリー(ケイシー・アフレック)、新米エレベーター・ボーイのエンリケマイケル・ペーニャ)、ザ・タワーを強制退去させられたウォール街の負け犬フィッツヒュー(マシュー・ブロデリック)、幼なじみの泥棒スライド(エディ・マーフィ)、錠前職人の父親を持つメイドのオデッサガボレイ・シディべ)とともに、ショウの財産強奪を計画する。300万人のパレード見物客で賑わう感謝祭の日、ジョシュたちは、FBIの24時間監視態勢に置かれたペントハウスを目指す。
019★★★☆